抜けるような青空、さわやかな風。

なにをするにも心地よい秋の季節がやってきましたね。

読書の秋ということで、最近読んだ本を紹介させていただきます。

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中山七里さんの「さよならドビュッシー」

一言で表すと、「スポーツ漫画とミステリーの融合!」

主人公は、ピアニストを目指す16歳の女子高生。
 火事で負った全身大火傷。
  周囲で起こる不吉な出来事。
   自分を取り巻く苦難の嵐。

しかし、「ピアニストを目指す」という主人公の決意は決してゆらぐことはない・・・。

逆境の中、一心不乱に努力し、突き進む主人公の姿が描かれています。

と同時に、びっくりするような展開が待ち受けています。((+_+))
(あぁ!!言いたい!!でも、詳しい内容については控えさせていただきます・・・。)


作品中に出てくる

「ピアニスト(生徒)」
(スポーツ選手や目標に向かって進む人すべてに当てはまるかもしれません。)

「先生」
(指導者全般)

に関して、とても素敵な表現があったので、個人的な感想と併せて紹介します。

『生徒(選手)編』

  「逃げることを覚えると余計に闘うのが怖くなる。」

色んなことから逃げ回っている私ですが、この言葉は、印象的でした。
ごくごく当たり前のことのようですけど、練習でも日常でも、「ここぞ」という瞬間があります。
ついつい言い訳を探してしまいがちですが、この言葉を思い出せば一歩踏みとどまる力になる気がします。

『先生(コーチ)編』

  「彼(先生のこと)は本物の魔法使いでしかも悪魔だった。」

と、先生に対する表現がありました。

コーチや指導者が、生徒からしてみると「魔法使い」であること。
できないことをできるようにしてくれる。
自分の能力を、可能性を引き出してくれる。
自信や希望を与えてくれることで、思いもしなかった自分にしてくれる。


まさにその通りだと思いました。

選手からしてみると、遊ぶ時間を奪われ、時に厳しいことを言われ、苦しい環境に連れていく指導者は、悪魔のように見えることもあるかもしれませんが、自分を大きく変える存在であることに変わりはありません。



「言葉のちから」には不思議な力があります。

読書の秋。
偶然手にした本から、新たな発見、ふとした原動力を得られるかもしれません。